社会人学生には放送大学がおすすめ

学び

筆者は放送大学の学生で、心理学を専攻しています。

以前は社会人学生として在籍していましたが、現在は自己都合で仕事を休んでいて学業のみに専念しています。

放送大学に入って感じたのは、特に社会人学生をしたい方にとって、おすすめできる大学という点です。

入学して感じたことや経緯を記載したいと思います。

通信制大学で心理学を学ぶようになったきっかけ

僕は大学院を卒業してから10年近くシステムエンジニアの仕事をしてきましたが、その中で心理について学びたいと思うようになりました。

きっかけは、新人のころ仕事のスキルがなかなか身に付かず悩んでいた時期です。

入社前は情報系の大学で学んでいましたが、実際に仕事となるとレベルの違いを痛感していました。専門性や緊急対応、ビジネススキル全般が不足していました。

学校には教科書がありますが、社会人には教科書のように学ぶ指針となる物は、基本ありません。

そのため、社会人ではある程度自力で成長していく能力が求められると感じていました。

伸び悩む中で「何を学べば良いか」「どのようにスキルアップしたら良いか」という答えが中々掴めない中、たまたま書店で心理学者の岡本浩一さんの著書「上達の法則」という本に触れました。

この本では、得意分野を作ることや模倣学習の重要さなどが説かれていて、それが仕事のスキルアップに役立った体験があります。

心理学が仕事のスキルアップにも役立てられると思うようになり、それから心理学をより学びたいと思うようになりました

それから心理学の本を読みあさるようになりました。

そして心理学をより体型的に・専門的に学びたい気持ちが出て、通信制大学で勉強することを検討するようになりました。

なお、スキルアップに心理学を生かす事について、関心のある方はこちらの記事も参照ください

「学習の仕組み化」が効率を高める ー学習心理学と学習方法の実例ー

放送大学のメリット

放送大学や他通信制大学の詳細な分析や比較については既にあるので、そちらを参照しておきます↓

通信制大学の比較

ここでは放送大学について、主なメリットや筆者の主観などを記載したいと思います。

入学試験がない

放送大学には入学試験がないため試験勉強は不要で、入学してから学びたいことに集中することができます。

放送大学の入学試験ついて

学費が安い

学費が安いのも大きなメリットです。

下記のホームページによれば、入学金は最大でも24,000円(2021年1月時点)で、授業料は科目毎に払うので、一般的な固定額納付ではありません。

履修登録は通常の大学と同じく半年ごとに行うのですが、その際に仕事の状況に応じて受講する科目数も調整できるため、非常に楽です。

また、通常の大学では年度ごとに高額の学費納入があるのが一般的なため、ゆっくり在学しながら進めることが経済的に困難だったりします。

しかし放送大学は最大で10年まで在籍することができるため、自分のペースで学習を進めることができます

放送大学の学費について

スクーリングがある

放送大学では科目によってスクーリング(面接授業)があります。スクーリングとは大学の施設で直接、指導を受けられる授業のことです。

大学や学部によってはスクーリングない場合もあります。

スクーリングは人によって好みが分かれるかもしれませんが、対面で聞きいてみたい人にとっては良いと思います。

通信制大学だと孤独感もあるので、モチベーション維持のためにも良いかもしれません。

放送大学のスクーリングについて

放送大学のメリットは総じて、入学の敷居が低く、仕事の状況にも合わせて自分のペースで学習を進めていける事だと感じています

大人になってからの学びは貴重な経験

表題にもあるように大人になってからの学びは貴重だと感じています。

その理由として以下があると思います。

社会人経験を積んでから学ぶことができる

というのも学生の時はまだ社会経験が浅く、勉強を頑張ってもどうしても知識過多になってしまうデメリットがあるからです。

中には学生時代は勉強ではなく、友達付き合いに専念していた方も多いでしょう。

しかし、経験を積んでからの学習は目的意識がクリアになっているので、より有意義になりますし、新たなアイデアを着想することにもつながると思います。

立派な趣味として語れる

勉強も趣味の一つと言えると思いますが、社会人学生はより本格的な勉強をする趣味とも捉えられるでしょう。

また大学のサークルに入ったり、スクーリングなどを通して学友とも繋がれることも大きなメリットです。放送大学にもサークルがあります

最後に

最近では、リカレント教育として社会経験を積んだ後に大学で学び直し、それをまた社会に還元するという制度も各企業で活発になってきています。

人生100年時代と言われている今、引退までずっと働くという人生に拘らず、学びも取り入れていくことでより豊かな人生が構築できるのかもしれません。

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